先日 昔からの知り合いが入院しまして
知り合いといっても 昔何回か飲んだりした程度の。 ワシがやっとった頃の店に、たまに来てくれる程度の知り合いだったのですが共通の知り合いが亡くなり ワシの親父に対しても 色々と気にかけてくれ ここ最近ではワシよりも親父とおる時間が長いほど。
少し前の親父が元気な頃の伊藤家なら、親父に頼ってきたりする人間も珍しくもなかったんですが。しかし今の、うちといえば金もないし親父と仲良くなったとこで何もええことは無いはず。親父がヨイヨイになるやいなや皆さん手の平を返して近寄るどころか世話になったのは棚の上で余所で親父をネタに手を叩いて笑い話をしとる始末。。そんな話を聞く度胸糞が悪くなり山をかえしてしまいそうなのですが、当の親父がカワイイじいさんを演じようと頑張っとる姿を見ると…そうゆう世界から足を洗ったゆうだけで、こんなに粗末に扱われるのかと思うと今のヤクザの世界は、そんなもんかと呆れてしまいます。色んな世界が腐りきっとりますが、せめてこの世界の人だけは凜としてほしい…弱いものいじめですからね…と最近そんな状況だったもので何で入院した、この人は親父を大事にしてくれるのか不思議だったのですが
ワシと二人でおるときにボソッと言ってくれた言葉
《お前もしっとる〇〇さん。 ワシの兄~みたいな人だった。 ワシの親父もこないだ亡くなった。 世話になった人には生きとるときに しとかんとやれんのじゃ。そっちの親父さんも大事にせんとな》
この人は真直ぐじゃと信用できました。
最近の悔しさもありグッとくるものがありました。
その人が入院。
毎日のように親父の家いっては酒を飲み 親父を夜連れて出ては飲み。
後から聞いてみれば親が亡くなったり事業がうまくいかんかったりで心痛からか血便がでたり血を吐いたりしてたらしく それを酒でごまかし とうとう内臓が裂け手術。
かなりヤバかったみたいですが一命はとりとめました。ワシには何もいわず明るくふるまっていた姿が とてもはがええし 水臭い。さっき見舞いに、いって こっぴどく説教してやりました。
「兄さんが親父を大事にしてくれる気持ちに感謝しとるし、その言葉でワシもそうしよう思えたんよ。兄さんに対してのワシの気持ちもソレと同じ。兄さん死んだらワシは後悔するんじゃボケ!水臭いんじゃ」
です。 かなり腹たったんで。でも無事でなにより。死にかけてあっちに行きかけた兄さんに、こっちの世界におかえりとガッチリ握手して、さて仕事に戻ります。